【第25話】みかん(柑橘)の種類はどれぐらいあるのか?ぞなもし!

こんにちは、みかん探偵団・団長の越智(おち)です。

年末も近づいてきたある日、みかん探偵が大慌てでやってきました。
いったい何があったんでしょうか。

みかん探偵
「おち団長!『みかんの種類ってたくさんあるけど、いったい日本で作ってる柑橘はどれぐらいあるの!?』って疑問がよぉけ来とるぞなもし!」

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それはすごいですね!みかん探偵、今回はその疑問を調査しましょうか!?みかん探偵の腕の見せどころですね!

みかん探偵
「うむ。任せとけぞなもし!」

のま果樹園のホームページにある『みかん大事典』では29種類の柑橘を紹介していますが、これは、のま果樹園が取り扱った事のある品種だけです。

それだけでもこんなにありますから、日本中を調べると一体どれだけあるんでしょうね?

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みかん探偵
「ふむふむ。なるほどなるほど・・・。」

あれ?みかん探偵!みなさんの疑問を調査するのにインターネットで調べただけでいいんですか?ちゃんと自分の足で稼いで調べないと!

みかん探偵
「まあそう言うぞなもし。今回の調査は日本中を調べて歩くわけにもいかんけん、せっかくこんな便利なもんがあるんじゃけん使わんと!

…お!なるほど、やはり日本の農業のことといえば、農林水産省じゃ!農林水産省のホームページに柑橘の収穫量の統計がありそうぞなもし!

…しかし、これはいろんな情報がたくさんありすぎてワシにはわからんぞなもし!おち団長、これを調べてまとめといてくれ!」

えぇ〜!?私がですか!?みかん探偵の腕の見せどころじゃなかったんですか!?

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みかん探偵
「ま、まぁ…それもそうじゃが、ワシはこんなんは苦手…あ、いや、忙しいんじゃ!それをするのがおち団長の仕事じゃ!ワシはこれから忘年会なんじゃ!…ほんなら頼んだぞ!」

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あれれれれぇ〜!?みかん探偵行っちゃった…。しょうがないですね。やりますか…。」

(数時間後)

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みかん探偵
「うぃ〜、…おち団長、できたかなもし?」

はい、できました・・・ってみかん探偵もすっかりできあがってるじゃないですか!?

みかん探偵
「すまんのぉ〜。こんなワシじゃが来年もよろしく頼むの!」

はいはい、わかりましたよ。では調査を報告します!


調査報告書

ふつう、「みかん」と呼ばれるものは「温州(うんしゅう)みかん」のことです。「温州みかん」以外のいろいろな柑橘類は「中晩柑(ちゅうばんかん)」と言われます。

まず、「温州みかん」は枝変わりによって様々な特性があり、それらが細かく品種として育成されています。

しかし、一般に出荷される際は収穫時期によって「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「晩生(おくて)」に大きく分類されて流通します。

統計としてまとめられるものだけでも「温州みかん」の品種として、全部でざっと115品種もあります。

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つぎに「中晩柑」といわれる柑橘はどれぐらいあるでしょう?

農林水産省特産果樹生産動態調査」によると、全国で収穫されている柑橘(中晩柑)の品種は83種類。

愛媛県ではそのうち41品種、10万5565トンを収穫していて、2位の和歌山県(4万6454トン)を大きく上回って全国1位となっています。

「温州みかん」は、1位の和歌山県が18万1800トンで、愛媛県は15万トンで2位。2004(平成16)年に和歌山県にトップを譲って以降2位が続いています。

しかし、2011(平成23)年に収穫された中晩柑類と温州みかんを併せた柑橘の量は、38年連続で愛媛県が日本一です!

愛媛県では、消費者のニーズに応えるよう、おいしく食べやすい新品種の中晩柑への切り替えが進んでいることがよくわかります。

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というわけで結局、本年はこんな感じで終わってしまいました・・・。
こんなみかん探偵ですが、みなさま、来年もよろしくお願いします。

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みかん探偵
「皆様、今後ともよろしくたのまいの〜!!」

さて、のま果樹園の年末年始のお休みは「12月29日〜1月5日」とさせて頂いています。今ご注文を頂けましたら、年明け1月6日以降の出荷となります。

愛媛県には様々な種類の柑橘がありますが、年明け出荷、一番のオススメはこちらです。

10月からスタートした「愛媛みかん」が食べられるのも、残りわずかですのでお見逃しなく!

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