【第17話】みかんの相場と収穫量の関係は…?ぞなもし

こんにちは!
みかん探偵団、団長の越智(おち)です。

のま果樹園」で取り扱いをしている柑橘には、主に「自社の園地で栽培しているもの」、そして「県内の農家さんから直接入荷したもの」「県内の産地市場から仕入れたもの」があります。

その中で、愛媛県のみかんどころ・西宇和地方の市場からの仕入れをお願いしている八幡浜市の「株式会社スミダ」さんのところへお邪魔してきました。

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みかん探偵
「よろしくぞなもし!」
佐々木さん
「どうも、みかん探偵!社長の佐々木です」

今回は佐々木さんに、皆さんから頂いた「みかんの謎・疑問」を聞いてみる事にしました。

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みかん探偵
「みかんは時期によって値段がかなり変わるが、どれくらい収穫量が変わるのか、という疑問が来ているぞなもし」
佐々木さん
「みかんの相場は、需要と供給のバランスによって変わってくるため、収穫量が少なければ、その分値段も上がってきます。

収穫量を考えるうえで重要なのは、みかんには「表年(おもてどし…収穫量の多い年)」と「裏年(うらどし…収穫量の少ない年)」が交互にやってくるという事です。

「表年」に実をたくさんつけたみかんの樹は、その翌年は休んでエネルギーを蓄えようとするため、次の年は「裏年」となり実をつける量が減るんです。

その年の天候等にもよって変わってきますが、裏年は表年の70〜90%程度の収穫量になりますね。」

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みかん探偵
「なるほど… 確かに1年ごとに収穫量が増えたり減ったりぞなもし!」
佐々木さん
「表年・裏年の他にも、その年の雨の量や、台風・寒波などの自然災害によっても収穫量が大きく変わったり、またみかんの味などにも大きく影響が出てきます。

毎日、たくさんのみかんが市場に入ってきますが、産地の生の情報を収集し、自分の目や舌でおいしいみかんを選んで仕入れていくのが私たちの大切な役目です」

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みかん探偵
「のま果樹園に美味しいみかんが入ってくるよう、よろしく頼むぞなもし!」
佐々木さん
「まかせてください!」

「八幡浜」の市場には「愛媛みかん」の他、八幡浜特産の「富士柿(ふじがき)」も入荷してきます。

のま果樹園では佐々木さんが目利き・味利きで仕入れてくれた、美味しい果物もお届けしていきますので、楽しみに待ってて下さい!

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