【第15話】「権兵衛みかん」ってどんなみかん?ぞなもし

こんにちは!

みかん探偵団、団長の越智(おち)です。

今回は、みかんどころ愛媛県の中でも、特にみかん栽培が盛んな「西宇和(にしうわ)地方」にやってきました。

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みかん探偵
山のてっぺんまでミカン山ぞなもし!さすがぞなもし!

さて、今回訪問したのは、西宇和地方で農薬・化学肥料を減らしたみかん(特別栽培農産物)の栽培に取り組んでいる生産者、新口(しんぐち)さんのみかん畑です。

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みかん探偵
「新口さん、初めましてぞなもし!」

みなさんからお寄せ頂いている「みかんの謎・疑問」の中で「みかんを育てる時に農薬を使うと思うのですが、どれぐらいの危険性がありますか?」という質問があったので、農薬の事について新口さんに聞いてみました。

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新口さん
「現在、みかんに使用している農薬については、国や県によって、使用してよい農薬の「種類」や「散布回数・時期」が細かく決められています。

また、出荷されたみかんは、果実に残った農薬の量を調べる「残留農薬検査」を県の機関で行なったり、抜き取りチェック等も行っていますので、人体にはほとんど影響はありません。

ただ、影響は無いといっても、農薬の使用について心配される消費者の方がいたり、また農薬を使用した際の環境への影響等も考慮して、私は農薬を減らしたみかんの栽培を行ってるんですよ。

最近ではヨーロッパでミツバチ減少との関連が指摘されている農薬が使用禁止になったりしました。これからは日本でもそういった環境に対する議論もされていくかも知れませんね」
みかん探偵
「でも農薬を減らすと、みかんに害虫が来たり病気になったり、大変そうぞなもし・・・」
新口さん
「私が作っている『権兵衛みかん』は農薬の使用量を、県が定めた基準値の半分以上減らし、その代わりに農薬を使用するタイミングを工夫して、少ない農薬で効果を出すようにしたり他の方法で害虫駆除や病気の予防をしているんです。

例えば「かいよう病」という病気の予防のため、農薬の代わりに「酢」を葉っぱに掛けたりしていますね。」

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新口さん
「また、化学肥料は使用せず、有機肥料を使う事によって土壌に虫や微生物が集まり、豊かな土壌が形成されます。有機肥料の成分を吸収して育ったみかんは、コクやうまみが凝縮された「昔懐かしい味わい」になるんですよ。

良い土づくりが、おいしいみかん作りのポイントなんです。」

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みかん探偵
「確かに、まだ熟してないのに十分おいしいぞなもし!」

農薬や化学肥料を減らし、土づくりや味にこだわって育てられた「新口さんの権兵衛みかん」は11月中旬頃から出荷開始予定です。

「権兵衛みかん」のご予約はこちらから

今年は雨も少なく、味がしっかりしていて例年以上の出来栄えという事ですので、楽しみにお待ち下さい!

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