【第21話】「みかん料理」を作ってみるぞなもし!

こんにちは!
みかん探偵団、団長の越智(おち)です。

前回、「みかんに合う調味料」を調査中、「プロの料理人に頼んでみかんの料理を作って貰おう!」と思いついたみかん探偵。

今回はみかんに合う調味料は・・・?の疑問を送ってくれた、依頼人の「デコポン太」さんと待ち合わせて、調査する事になりました。

21-1

みかん探偵
「今回は、みかんの疑問を投稿してくれて、ありがとうぞなもし!」
デコポン太さん
「みかん探偵、今日はよろしくお願いします!」

今回、「みかん料理」をお願いするのは、のま果樹園もある「愛媛県今治市(いまばりし)」にあるお店、「ねぎ坊」さんです。

お昼はランチ、そして夜は居酒屋として瀬戸内の魚などを中心に美味しい料理を出してくれるお店です。

みかん探偵の行きつけのお店という事で、今回「みかん料理」に協力してくれる事になりました。

21-2

大将
「おまちどうさま!まずは2品出来たので食べてみて下さい!」
みかん探偵
「こ、これは一体何ぞなもし!?」

21-4

大将
「まずは『豚肉のみかん煮』です。
皮がついたままのみかんを豚肉と一緒に煮込んでみました。

21-3

大将
「そしてこちらは『みかんのサーモン巻き』です。
皮を剥いたみかんを輪切りにして、サーモンで巻いてみました」


さぁ、お二人とも食べてみてください」

21-5

みかん探偵
「では、まずは『豚肉のみかん煮』から食べるぞなもし!」
デコポン太さん
「なんだか、見た目は和食っぽいですね」

21-6

みかん探偵
「ん、これは…」
デコポン太さん
「うーん・・・」

さあ、それではお二人とも「豚肉のみかん煮」の判定をお願いします!

21-7

みかん探偵
「みかんの味がトロっとしていて、白子を食べているみたいで中々いけるぞなもし!皮から出ている苦みも、煮汁のアクセントになっているぞなもし!」
デコポン太さん
「うーん、僕はちょっとイマイチですねー」

まずは二人の意見が割れました!

では次に「みかんのサーモン巻き」、いってみましょう!

21-8

みかん探偵
「これはなんだかフレンチっぽいぞなもし」

21-9

デコポン太さん
「それでは、いただきます!」

21-10

みかん探偵
「おんまく(今治地方の方言で「とても)うまいぞなもし!」
デコポン太さん
「これは生ハムメロンの感じに近いですね!
高級ホテルの料理で出てきてもおかしくないぐらいですよ!」

これは満場一致で、花マルが出ました!

サーモンとみかん、意外な組み合わせですが愛称は抜群のようです。

さて、食べているうちに、次の「みかん料理」が出てきたようです。

21-11

大将
「はい、次はみかんの『素揚げ』です。皮をむいたみかんを、そのまま油で揚げてみました。とんかつソースで食べてください」

21-12

みかん探偵
「みかんなのに、アツアツぞなもし!」
デコポン太さん
「いただきます!ふーっ、ふーっ」

21-13

おや、二人とも食べた後の顔が微妙ですが判定は・・・?

21-14

みかん探偵
「うーん、これはちょっと微妙ぞなもし・・・」
デコポン太さん
「ですねえ・・・」

さて、次も「揚げ物系」のみかん料理ができたようです。

21-15

大将
「おまちどう、次は『みかんのてんぷら』です。皮も揚げて『みかんの皮チップス』にしてみました。どちらも塩で食べてみて下さい。」

21-16

みかん探偵
「おおっ、外はサクサクなのに中はトロトロぞなもし!」

21-17

デコポン太さん
「いただきまーす・・・熱っ!ハフハフ・・・」

21-18

こちらは「みかんの皮チップス」。見た目はサツマイモチップスみたいですが、お味の方は・・・?

21-19

デコポン太さん
「おっ、これは・・・」

21-20

みかん探偵
「てんぷらと皮チップス、一緒に食べてみるぞなもし!」

では、お二人とも、「みかんのてんぷら」と「みかんの皮チップス」の判定をお願いします!

21-21

みかん探偵
「これはどっちもアリ!ぞなもし!
特に『みかんの皮チップス』はイモっぽく、香ばしくて美味しいぞなもし!」
デコポン太さん
「あとくちに、皮の苦みがほのかに残るのもいいですね!」
みかん探偵
「しかし大将、てんぷらも良いがワシは『みかんのフライ』を頼んでいたはずぞなもし!」
大将
「いやあ、みかんにはフライよりてんぷらの方が合うんじゃないかと思ったので、てんぷらにしてみたんですが・・・」

21-22

みかん探偵
「ええい、みかんはフライにしてとんかつソースで食べると絶対うまいと思うんぞなもし!まずはやってみるぞなもし!」

前回から「みかんのフライ」にこだわっていたみかん探偵。
無理をいって「みかんのフライ」も作って貰う事になりました。

21-23

大将
「『みかんのフライ』できました!ソースをかけて食べてみてください」

21-24

デコポン太さん
「見た感じ、形はみかんとは全くわからないですね」
みかん探偵
「さあさあ、とんかつソースをつけて食べてみるぞなもし!」

さあ、気になるお味はどうでしょうか・・・判定お願いします!

21-25

みかん探偵
「房がカリッ、中がジュワーっ!これは文句なしにウマイぞなもし!」
デコポン太さん
「とんかつソースもみかんフライにピッタリ合いますね!」

21-26

みかん探偵
「やっぱりのう!ワシの思っていたとおりぞなもし!
みかんフライにとんかつソース、これが一番ぞなもし!」

ここぞとばかりドヤ顔をするみかん探偵。

自分も食べてみましたが、確かに「みかんフライ」、サクサクの食感とあふれ出てくるアツアツの果汁が美味しくて、とんかつソースとの相性も抜群でしたよ!

ちなみに、「みかんフライ」の作り方も聞いておきましたので、興味のある方は是非一度お試しください!

<みかんフライの作り方>

(1)みかんの外皮を剥き、房をひとつずつ分ける。

(2)みかんの房を「水で溶いた小麦粉」「溶き卵(黄身のみ)」「パン粉」の順につけていく。

(3)衣をつけたみかんの房を、約180度の油で、表面が色づくまで揚げる。(房ごと揚げるので大丈夫だとは思いますが、房が裂けた場合、みかんの水分で油が跳ねる可能性もありますので、十分ご注意ください)

(4)こんがり揚がったら、とんかつソースなどを付けてお召し上がり下さい。

次回も、みかんの料理?ネタになりそうです。
はてさて、どうなるでしょうか!?

目次