【第13話】みかんと地球温暖化の関係は?ぞなもし

こんにちは!
みかん探偵団、団長の越智(おち)です。

現在募集中の「みかんの謎・疑問」ですが、皆さんからたくさんのご応募を頂いています。どうもありがとうございます!

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みかん探偵
「越智(おち)団長、こんな『疑問』が来ていたぞなもし!」

なになに…「地球温暖化による、みかん産地への影響や、猛暑などの気温や天候の変化による栽培方法の変化はあるんでしょうか?」という疑問ですね。

13-2

みかん探偵
「この疑問は、前に『みかん研究所』に行って来た時、研究員の『薬師寺さん』にバッチリ聞いて来たぞなもし!」

おおっ、さすがみかん探偵!やる時はやりますね!

13-3

みかん探偵
「よし、じゃあ越智(おち)団長、説明してくれ!」

ええっ…みかん探偵が説明してくれるんじゃないんですか!?
わ、わかりました…!

13-4

近年、「地球温暖化」による気温上昇が話題になって来ていますが、みかん研究所の薬師寺さんのお話しでは「年間1〜2℃程度の平均気温上昇」自体では、みかん栽培への影響はそこまで無いのでは?という事でした。

ただ、温暖化によって「降雨量」に変化があった場合、「収穫前の大雨」による「浮皮」(うきかわ…果実と果皮の間に隙間が生じる事)が多く発生したり、気温が上がる事によって「南方系の害虫」が増える可能性があるかもしれないそうです。

また、猛暑によりみかんの糖度が高くなったり、冬の「最低気温」が上がって「寒波による被害」が減ったり、そのおかげでみかんの栽培可能な産地が広がる…といった「メリット」も出てくるかも…との事です。

13-5

みかん探偵
「ふむふむ…みかんにとっては「温暖化」は良い事と悪い事があるんじゃのう…。
確かに愛媛には「中晩柑」(ちゅうばんかん…年明けから収穫が始まる柑橘)もたくさんあるけん、「寒波」は減ってほしいぞなもし!」

愛媛県に「中晩柑」や「新品種」の柑橘が多いのは、実は「みかん研究所」のおかげだって知ってましたか?
愛媛県の新品種開発は「みかん研究所」で行っているんです。

次回は「新品種の開発」についてお寄せ頂いた疑問にお応えします!
お楽しみに!

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