【第12話】みかんを食べると手が黄色くなる理由!ぞなもし

こんにちは!
みかん探偵団、団長の越智(おち)です。

皆さんから頂いた疑問「みかんを食べるとどうして手が黄色くなるのか?」を調べるため、まずは本当に手が黄色くなるのか、毎日みかんを食べ続けたみかん探偵。

1週間程度で、みかん探偵の手が黄色くなった(?)ので、愛媛県の宇和島市・吉田町にある「みかん研究所」に、専門家の方のお話しを聞きに行ってきました。

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みかん探偵
「『みかん研究所』にやってきたぞなもし!」

さすがみかん研究所、たくさんのみかんの樹を植えてますね。

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みかん探偵
「それではレッツゴー!ぞなもし!」

さて、今回お相手をして頂いたのは、みかん研究所の主任研究員・薬師寺(やくしじ)さんです。

みかん探偵
「早速なんじゃが…みかんを1週間食べ続けて、手がこんなに黄色くなったぞなもし!」

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なぜか得意げに手を見せたみかん探偵でしたが…



薬師寺さん
「おや、確かに少し黄色くなってるかも知れませんね。でも1週間程度ではあまり黄色くならないと思いますよ…数ヶ月は食べ続けないと。」

そういって、自分の手を見せてくれた薬師寺さん。

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みかん探偵
「な、なんじゃこりゃ〜!薬師寺さんの手、おんまく黄色いぞなもし!」
※おんまく=今治地方の方言で「とても、すごく」

確かにみかん探偵の手よりも、薬師寺さんの手の方が黄色いです!

薬師寺さん
「今はみかんのシーズンでは無いので食べる量も少ないですが、みかんシーズンになると研究のため毎日たくさんのみかんを食べるのでもっと黄色くなりますね。」

今よりまだまだ黄色くなるとは…さすがはみかんの研究員!
「手が黄色い」と自信満々だったみかん探偵もバツが悪そうです。

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みかん探偵
「オホン…それで、みかんを食べると、手が黄色くなるのはどうしてぞなもし?」
薬師寺さん
「それはみかんに含まれている色素・カロテノイドが、体に貯まっていくからなんです。みかんにはカロテノイドの一種「β(ベータ)クリプトキサンチン」が多く含まれているので、それが蓄積された結果、手や足が黄色くなってくるんです。」

そういえば「ベータクリプトキサンチン」というのは体に良いと聞いた事があります!
手が黄色くなるのは栄養素が体に貯まっていってたからなんですね。

みかん探偵
「でも、手が黄色くなって体は大丈夫なんじゃろうか・・・」
薬師寺さん
「大丈夫ですよ。手足が黄色くなるのは一時的なもので、体に害はありません。気になる方は、みかんを食べるのをやめればまた色が戻って行きますよ」
みかん探偵
「なるほどなるほど…これで安心ぞなもし!」

さて、疑問も解決し、のま果樹園本社に帰って来たみかん探偵でしたが…

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みかん探偵
「ふうーっ、このサテンのシャツ、気にいっとるんじゃけど、やっぱり暑いぞなもし…。
みんなには『ダンサーみたい』と言われるし、新しいシャツを注文するぞなもし」

これからは調査で出かける事も多くなるし、もっと服装も考えないと…!

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みかん探偵
「よし、このシャツが良さそうぞなもし!」

…新しいシャツも、やっぱりみかん色なんですね。

さて、今回「みかん研究所」を訪問してきましたが、「みかんを食べると手が黄色になるのはなぜ?」という疑問以外にも、色々なお話しを聞く事ができました。

また来週の「みかん探偵物語」でご紹介していきますので、お楽しみに。

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