スイートスプリング

スイートスプリング
 	スイートスプリング
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柑橘データ
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※のま果樹園の独自基準によります。

基本情報

商品名 スイートスプリング
商品名ヨミ スイートスプリング
別名
別名ヨミ
品種名 スイートスプリング
系統名 カンキツ興津20号
命名登録年月日 1981年6月22日
命名登録番号 タンゼロ農林1号
品種登録年月日 1982年10月21日 
品種登録番号 298
交雑年 1947年 
育成機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構

食品成分(100gあたり)/スイートスプリング

エネルギー 55kcal 炭水化物 12.7g
水分 85.1g 灰分 0.3g
たんぱく質 0.8g ナトリウム 1mg
脂質 0.1g    

(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)

エピソード(生い立ち・歴史)

育成に35年かかったタンゼロ品種

スイートスプリングは、上田温州(温州みかん)に八朔の花粉を交配して、農業・生物系特定産業技術研究機構の興津支場で育成された品種です。

昭和12年(1937)に開始された、農林水産省による組織的な柑橘類の育種において、温州みかんの興津早生や、タンゴール品種の清見、タンゼロ品種のスイートスプリングやサマーフレッシュが誕生しました。

タンゴールとは、みかん類とオレンジ類を掛け合わせたものの総称で、みかんの英名タンジェリン(tangerine)とオレンジ(orange)の頭文字を組み合わせてタンゴール(tangor)と呼ばれます。
タンゼロとは、みかん類とグレープフルーツもしくはブンタン類を掛け合わせたものの総称で、みかんの英名タンジェリン(tangerine)とブンタンの英名ポメロ(pummelo)を組み合わせてタンゼロ(tangelo)と呼ばれます。

昭和22年(1947)「上田温州」に「八朔」の花粉を交配
昭和31年(1956)育種圃場に定植
昭和39年(1964)初結実
昭和44年(1969)暖地の試験場に試作試験を依頼
昭和49年(1974)「カンキツ興津20号」の系統名が付けられ試験が行われる
昭和56年(1981)「スイートスプリング」と命名され、「タンゼロ農林1号」として登録・公表される
昭和57年(1982)品種登録

スイートスプリングのここがオススメ!

見た目とのギャップがある甘み

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スイートスプリングは、八朔譲りの少し硬めの果肉が、温州みかん譲りの甘さをしています。香りが爽やかで、すっきりとした味わいです。

色が薄めでゴツゴツとした見た目の果皮と、甘みとのギャップに驚かされます。

スイートスプリングってどんな柑橘?

スイート(甘い)+スプリング(春)

早春に収穫されて、糖度が高く風味良好であることから「スイートスプリング」と名付けられました。

見た目は親品種である八朔よりも粗めでゴツゴツしており、青みも抜けにくく薄い色をしている見た目からは想像できない甘さでじわじわと人気が高まっています。

全国で約525トンしか収穫されておらず(令和3年産)、まだまだ希少な品種であると言えます。

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スイートスプリングの召し上がり方

ナイフでスマイルカットに

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外皮は硬くて手ではむきにくいので、ナイフでスマイルカットにするのがおすすめです。

スマイルカットの作り方

召し上がり方