河内晩柑かわちばんかん(ジューシーオレンジ)

ジューシーオレンジ
ジューシーオレンジ
取り扱いカレンダー
柑橘データ
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※のま果樹園の独自基準によります。

基本情報

商品名 河内晩柑
商品名ヨミ カワチバンカン
別名 ジューシーオレンジ・美生柑・宇和ゴールド・愛南ゴールド・御荘ゴールド・宇和島ゴールド・ナダオレンジ・サウスオレンジ・ジューシーフルーツ・ハーブ柑・天草晩柑・夏文旦
別名ヨミ ジューシーオレンジ・ミショウカン・ウワゴールド・アイナンゴールド・ミショウゴールド・ウワジマゴールド・ナダオレンジ・サウスオレンジ・ジューシーフルーツ・ハーブカン・アマクサブンタン・ナツブンタン
品種名 河内晩柑
系統名
命名登録年月日
命名登録番号
品種登録年月日
品種登録番号  
交雑年  
育成機関名  

食品成分(100gあたり)/河内晩柑

エネルギー 47kcal 炭水化物 10.9g
水分 88.0g 灰分 0.3g
たんぱく質 0.7g ナトリウム 1mg
脂質 0.1g    

(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)

エピソード(生い立ち・歴史)

文旦の血を引くとされる偶発実生

河内晩柑は、熊本県飽詫郡河内町(現:熊本県熊本市西区河内町)の民家の庭で発見された、文旦の血を引くとされる偶発実生(※)です。原木は現在も河内町にあります。

発祥の地の名前(河内町)と、収穫時期が遅い柑橘(晩生)であることから、「河内晩柑」と名付けられました。

発見されたのは昭和9年(1934)頃で、品質が良かったことから栽培が始まりました。冬場に自然と落果してしまうことからなかなか広がりませんでしたが、昭和42年(1967)頃から栽培技術の開発に伴って、熊本県や愛媛県を中心に栽培が盛んになりました。

※偶発実生とは、自然に捨てられたり落ちたりした種から育ち、優良な特性を持った果樹が偶然発見されることです。

昭和9年(1934)品質が優良であるとして「徳二晩柑」の名で公表
熊本県農事試験場柑橘試験地でカラタチに芽接ぎ
昭和11年(1936)河内村と天草地方に苗木を配布して試作を始める
昭和42年(1967熊本県では天草地方を中心に増植される
昭和45年(1970)愛媛県では南宇和郡御荘町(現:愛南町)を中心に増植される

河内晩柑のここがオススメ!

時期による味わいの変化を楽しむ

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河内晩柑は、さっぱりとした食味で、爽快な香り漂うたっぷりの果汁が特徴です。「和製グレープフルーツ」とも呼ばれますが、グレープフルーツのような苦味はなく、爽やかな甘みがあります。

木に実らせておける期間が長いため、シーズン中に3種類の味わいの変化を楽しむことができます。

  • 5月頃
    果汁がたっぷりで、果肉はトロトロとやわらか。酸味も残っていて、河内晩柑らしいさっぱりとしたジューシーな味わい。
  • 6月頃
    徐々に酸味と果汁が少なくなってきて、うまみが感じられるようになります。甘み・酸味・果汁の量・果肉の食感など、バランスのいい時期です。
  • 7月頃
    果汁は少なくなりますが、実が引き締まってプリプリとした食感が楽しめます。さっぱりとした後口の甘さで、文旦に近い印象になります。

河内晩柑ってどんな柑橘?

様々な愛称で親しまれる夏の注目株

河内晩柑は、栽培している産地や、出荷元、生産者などにより、様々な名称で呼ばれています。愛媛県でも愛南町では美生柑や愛南ゴールド、宇和島市では宇和ゴールド、熊本県ではジューシーオレンジや天草晩柑、鹿児島県ではサウスオレンジ、高知県では夏文旦など様々です。様々な商品名で目にする機会があるかと思いますが、品種はいずれも同じ河内晩柑です。

全国で約11,323トンが収穫されており(令和3年産)、そのうち愛媛県が約78%、熊本県が約17%を占め、収穫量は現在も年々増加の傾向にあります。

近年では、河内晩柑の外皮にはオーラプテンという機能性成分が他の柑橘類に比べて極めて多く含まれていることがわかってきています。オーラプテンは認知機能に影響があるとする研究がされており、河内晩柑を用いた認知症の予防に効果がある商品の開発などが期待されています。

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河内晩柑の召し上がり方

暑い夏には冷やしてもおいしい

外皮は厚いので、ナイフで切れ目を入れてから手でむくのがおすすめです。内皮も厚いので、むいてお召し上がりください。種は全くないものからたくさんあるものまで、個体によって非常にまちまちです。

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果汁が多く、果肉がプルンとしているので、横半分にカットしてスプーンですくって食べると、ゼリーのような感覚が楽しめます。

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