※のま果樹園の独自基準によります。
基本情報
商品名 | デコタンゴール |
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商品名ヨミ | デコタンゴール |
別名 | デコポン(※)・しらぬひ・ヒメポン・キヨポン・ラミポリン・フジポン・甘ポン・ポンダリン |
別名ヨミ | デコポン・シラヌヒ・ヒメポン・キヨポン・ラミポリン・フジポン・アマポン・ポンダリン |
品種名 | 不知火 Shiranuhi(しらぬひ) |
系統名 | |
命名登録年月日 | |
命名登録番号 | |
品種登録年月日 | |
品種登録番号 | |
交雑年 | 1972年 |
育成機関名 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 |
※「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)の登録商標です。
食品成分(100gあたり)/デコタンゴール
エネルギー | 57kcal | 炭水化物 | 13.1g |
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水分 | 85.3g | 灰分 | 0.4g |
たんぱく質 | 1.2g | ナトリウム | 1mg |
脂質 | 0.1g |
(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)
備考
「デコポン」の名称が有名ですが、品種名は「不知火(しらぬひ・しらぬい)」です。
「デコタンゴール」は、のま果樹園の登録商標、「デコポン」は熊本県果実農業協同組合連合会(熊本果実連)の登録商標です。
「不知火」には他にも「ヒメポン」「キヨポン」「ラ・ミポリン」「フジポン」「甘ポン」「ポンダリン」など、さまざまなブランドがあります。
エピソード(生い立ち・歴史)
味の良さで全国に広がった品種
デコタンゴールは、清見にポンカン(中野3号)の花粉を交配して育成されました。
当初は形が不揃いであったり、成熟すると皮がしなびて変色するなど、外観があまり良くないため品種登録されるに至りませんでしたが、食味が著しく優秀であったために苗木が広まり、草の根的に全国に普及したという変わった生い立ちを持つ品種です。
長崎県の果樹試験場口之津支場(現:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所 カンキツ研究興津拠点)から苗木が運ばれた熊本県宇土郡不知火町で盛んに栽培されるようになり、「不知火」という名前が付けられました。
昭和47年(1972) | 「清見」に「ポンカン(中野3号)」の花粉を交配 |
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昭和49年(1974) | 温州みかんに高接ぎ |
昭和53年(1978) | 初結実 →注目されたが品種として選抜されるに至らず |
平成6年(1994) | 系統適応性検定試験 →品種登録・公表に至らず |
デコタンゴールのここがオススメ!
濃厚な甘みとまろやかな酸味との絶妙なバランス
デコタンゴールは糖度が高く、ほどよい酸味もあり、とても濃厚な風味をしています。
ポンカン譲りの香りは爽やかながらも甘く、プリプリとした果肉はジューシーで、甘みと酸味のバランスによって引き立てられるうまみが際立っています。
デコタンゴールってどんな柑橘?
温州みかんを除き最も生産量の多い品種
デコタンゴールは、ヘタの部分のポコッと飛び出たおでこが特徴。(まれにデコの部分が飛び出ていないものもありますが品質には変わりありません)
種苗法によって厳しく管理されることなく産地へ流出したことや、その味の良さで人気が高いことから、今では中晩柑類(※)で最も生産量の多い品種となっています。
令和3年産では全国で36,596トンが収穫されており、シェアが多い方から順に熊本県(約29%)、愛媛県(約20%)、和歌山県(約15%)となっています。
※中晩柑類とは、年明けから5月頃にかけて収穫される、温州みかんを除いた品種の総称です。
デコタンゴールの召し上がり方
手でむいて房ごとそのまま
飛び出たデコの部分に指をかけてそこから取ると、比較的簡単に手でむくことができます。少し硬い場合は、デコの部分だけナイフで切り落とすと、残りは手でむくことができます。内皮は柔らかいので房ごと食べることができます。