天草
※のま果樹園の独自基準によります。
基本情報
商品名 | 天草 |
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商品名ヨミ | アマクサ |
別名 | 天草タンゴール、ピッコラプリマベーラ、美娘、紅香 |
別名ヨミ | アマクサタンゴール、ピッコラプリマベーラ、ミコ、ベニカオリ |
品種名 | 天草 Amakusa(あまくさ) |
系統名 | カンキツ口之津16号 |
命名登録年月日 | 1993年7月1日 |
命名登録番号 | タンゴール農林5号 |
品種登録年月日 | 1995年8月17日 |
品種登録番号 | 4596 |
交雑年 | 1982年 |
育成機関名 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 |
食品成分(100gあたり)/天草
エネルギー | 57kcal | 炭水化物 | 13.1g |
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水分 | 85.7g | 灰分 | 0.3g |
たんぱく質 | 0.8g | ナトリウム | 1mg |
脂質 | 0.1g |
(出典:のま果樹園/株式会社環境研究センターにて計量)
エピソード(生い立ち・歴史)
オレンジの血を引いたみかんタイプ
天草は、清見と興津早生(温州みかん)を交配したもの(No.14)に、ページを交配して、農業・生物系特定産業技術研究機構の口之津支場で育成された品種です。
※ページ=ミネオラ×クレメンティン
清見に再度温州みかんを掛け合わせてみかんの特性を強めたものに、早熟で糖度が高いページを交配することで、清見に比べて早熟で、食味が濃厚なみかんタイプの柑橘を目指して育成されました。
昭和57年(1982) | 「清見」に「興津早生」を交配したもの(No.14)に「ページ」の花粉を交配 |
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昭和58年(1983) | 温州みかんに高接ぎ |
昭和62年(1987) | 初結実 |
昭和63年(1988) | 「口之津16号」の系統名が付けられ試験が行われる |
平成5年(1993) | 「天草」と命名され、「タンゴール農林5号」として登録・公表される |
平成7年(1995) | 品種登録 |
天草のここがオススメ!
とろけるような柔らかい果肉
天草は、果汁がたっぷりジューシーで、とろけるような柔らかい果肉が特徴です。オレンジのような爽やかな香りがあります。
食感が柔らかで酸味が少ないため、まろやかで濃厚な甘みが感じられます。
天草ってどんな柑橘?
媛まどんなの親品種
育成地である長崎県の口之津から臨む、熊本の天草島にちなんで「天草」と名付けられました。
近年では媛まどんなの親品種であることも有名で(媛まどんな=南香×天草)、媛まどんなのゼリーのような食感は天草の柔らかな果肉から受け継いでいると言えます。
令和3年産では全国で411トンが収穫されており、温暖な地域の方が適していることから、愛媛県、沖縄県、大分県などで栽培されています。
天草の召し上がり方
くし型カットがおすすめ
外皮は柔らかいので手でむくことができますが、皮がはがれにくい時はナイフでくし形にカットするのがおすすめです。内皮も柔らかいのでそのまま食べても気になりません。