植え付け
幅50~60㎝、深さ40~50㎝程度の植え穴を掘り、完熟堆肥や腐葉土などを掘り出した土と混ぜ合わせた、有機質に富む水はけの良い土壌を作り植え付けます。
地表近くに細い根が多い木には品質のよい果実ができるので、太く長い根が出ている場合は根の先端を切っておきます。また、巻き根や傷んでいる根があれば取り除きます。植え付け時には根を四方に広げ、ていねいに覆土して接ぎ木部は地表面から出るようにします。
肥料を与えすぎると、「肥料ヤケ」という症状となり、「根腐れ」を起こすことがあるのでご注意ください。
植え付け後
植え付け後、接木部分から30~40㎝程度ところで枝を切り詰めます。その付近に春芽と夏芽の境に当たる輪状芽という節がある場合は、その下で切ることで強い芽を吹かせることができます。
木の周囲に盛り土をして周囲を少し掘って水鉢をつくり、たっぷり水やりして根と土をなじませます。 植え付け後は根元を敷き草やわらなどで被覆すると乾燥や雑草を防止できます。根が付くまでは風などで倒れることがあるので、支柱を立てて補強しておきます。